だいぶ前回のブログから日が空いてしまった。
始めた頃は毎日更新する!と
鼻息も荒く息巻いていたのだが、流石、さとみにょんクオリティ。
間が空いても、続けることが大事だよ。と開き直り、今回は緩い季節の移ろいをセンチメンタルに語るポエム的な記事にしたい。
と思いながらも浮かぶのは食べ物のことばっかり。
流石、私クオリティ。
三度の飯より飯が好き。(マキシマム ザ ホルモンのキャッチ・フレーズ。無断使用ご容赦下さい。)
でもまあ、言うじゃない?
食欲の秋、って。
(入りだけ風流を意識。)
最近紫外線が特に眩しく感じ、サングラスがないと外を歩けない・太陽に当たると疲労感が凄い・HSPの特性か、眩しいのが苦手・という夏の太陽が何より苦手な私。
特に近年の夏は殺人的に暑い。
比較的夏が涼しい宮城県海側に暮らすも、馬鹿げた暑さに散歩すら自殺行為。
当然引きこもり、早く秋よ来い、と心から秋を待ちわびていた。
そんな理由もあり太陽より月が好きなのだ。
女は満月をじっとみてはいけない。
誰かにそんなことを言われたが、狂気に捕らわれない自信があるので、みたいときはみる。
(女性は月の満ち欠けに影響を受けやすいから余りまじまじみるな、という意味らしいが
私は月=ルナティック(狂気)という意味だからあまり真剣にみると狂うからだと解釈している。真意はいかがか?)
秋は星も少なくて月が美しく鑑賞出来る。
秋の夜空をセンチメンタルに眺めて、自身の乙女心や狂気にとことん向き合うのもまたよいではないか。
今年の中秋の名月は、ちゃんと十五夜なのもあり、楽しみにしていた。
雲は多かったけど、見頃な19時頃には庭に出てひとり静かに堪能できました。
その日はお友達が遊びに来て寿司パーティーを開催していた。
近所のスーパーのお刺身が特売だったからだ。
アジ・カンパチ・サーモン・エビ・ネギトロ。
そしてひき割り納豆。
お魚パラダイス。
友人がシャリを黙々と作成。
素晴らしい出来であった。
唯一のミスは、私が限られた軍艦のシャリに対して、ネギトロと納豆の配分を誤り友人に責められたことだ。ネギトロ軍艦を作り過ぎ、納豆を3貫しか作成出来なかった。
(友人は食べ物に対するミスには途轍もなく厳しい。)
お寿司がスタンバイした頃。
ちょっとお庭に出て月でも愛でようよ。
そう誘っても、めんどくさいからいい。家の中で酒飲んでる。
と断られ一人で愛でたのだった。
私の友達って所詮そんなもん。
一緒に私の好きなものを付き合ってくれる人は皆無。
でもいいの。放っておいてくれて、一人でも観る時間を与えてくれるという関係性が何より大事。
私の大切なものを一緒に大切にしてくれるのもいいけど、私が大切なものを一人で愛でる時間を許してくれれば、それも尊重と受け取れるわ。
いいのよ、それで。寂しくなんて、ないわ。ふん。
月見団子を用意するでもなく、月見酒で日本酒を飲むでもなくいつもの紙パック入りの赤ワインで飲んでおりました。
夏が終わったので、キンキンに冷えたレモンサワーは控えて、常温の赤ワインが美味しい季節になってきて、季節の移ろいを酒で感じておりました。
そんな時思い立つ。
そろそろ芋煮も作ろうかなあ。
常温で二日分保つ位大量に大鍋で(冷蔵庫には到底入らない)作りたいから、もうちょっと涼しくなってから。(我が家は4人暮らし。)
写真はこちらからお借りしました。↓
川崎町観光ポータルサイト かわさきあそび
http://kawasaki-asobi.jp/spot/eclipse/recipe/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E8%8A%8B%E7%85%AE/
宮城県民・山形県民の方ならご存じであろうが芋煮とは秋の行楽に欠かせない、ローカル・フード。
私なりに説明するなら、里芋入り豚汁。
と説明すれば、たった六文字で説明が完了する。
宮城県は豚肉で味噌味。山形県は牛肉で醤油味。割と県境によってどちらのタイプか曖昧に分かれているようだ。
私は宮城県南部育ちで福島県寄りの地域出身者だが、断然豚肉・味噌派。
若かりし頃は、広瀬川沿いの河原や秋保の芋煮会会場で合コン的芋煮会をよく開催し、夏のキャンプや海辺のバーベキューと同位で楽しい楽しい青春のイベントであった。
大体は芋煮をやりつつバーベキューもやる。
もちろん、家族連れでも部活仲間でも、とにかくどんな集団で催しても楽しい。
おにぎり持参はマストで!!!
学校の行事でも、秋の課外授業では近くの海岸のゴミ拾いして、お昼に芋煮を作って浜辺で食べたり。
東日本大震災後の復興ですっかり堤防が景観を損ねるほど幅を利かせていて、好きな景色ではなくなってしまった。
あんなに恐ろしい思いをしても、現在の地元の海岸部の堤防をみると、戻れない景色に思いを馳せて、随分歳を取ったなあ、などと魂の疲れを感じたりする。
ちょっとしんみりしてしまったが、芋煮の話に戻ろう。
宮城県あるあるなのだが、芋煮シーズンになるとコンビニで良く薪や炭が販売されるようになり、スーパーなどでも芋煮会用の大鍋がレンタル出来たりする。
屋外にて薪や炭で調理する際は鍋の外側に食器用洗剤を事前につけておいて、それから煮炊きをした方が汚れが落ちやすい。終わった後の鍋洗いが断然楽になる。
是非お試しあれ。
これは宮城県民・芋煮を嗜む真の大人なら、最低限知っている知恵袋。
河原の石をいい塩梅に積み上げ、薪をくべ、着火剤や団扇などを駆使して火を起こす。
火を上手く起こせる男は断然モテる。(さとみにょん的見解。)
フェミさんが男女差別と怒りそうなので補足すると、私は火を上手く起こせる女の子も好きだ。てか、生活能力の高い人間が性別問わず、男も女もハーフも(郷ひろみの2億4千万の瞳の歌詞みたいだな)大好き。
大鍋だと比例して水も多くなるから、火を起こしてから鍋の水が湧くまで結構時間がかかりすぎる。
よって、根菜も煮えるのに時間がかかる。
時間があまりない方、午後から始める方は要注意。
火力が強くならなそうなら、最初からガスコンロやキャンプ場の釜などを利用するのが無難かも知れない。
(でも、やっぱ薪でやるのが芋煮!って感じ。)
私が推奨する具材達と作り順。ローカル故家庭により若干の具材や手順が異なるかも知れぬが、私の作り方をご紹介いたす。
ウチの材料は、大根、人参、ゴボウ、豚こま肉、白菜、グレーのこんにゃく、豆腐、ネギ。
調味料は顆粒の和風だし、みりん、しょうゆ、味噌、味の素。
↓
大根、人参を銀杏切りにし、ゴボウをささがきにする。
里芋以外の上記の根菜類たちを顆粒の和風だしを入れ、鍋の湯が涌く前から煮る。
里芋を食べやすい大きさに切り、醤油、みりん、味噌等を少しいれ、里芋を鍋に入れる。
(里芋を煮るときは味噌や醤油を最初から入れなさい、とママンから習った。里芋から灰汁の泡が出るのを防ぐとのこと。加熱処理済みの里芋を使用する際は不要かも?)
豚肉(コマ)を入れ、ほぐす。アクを取る。
白菜をざく切りしたもの、湯通しか軽く洗ったこんにゃくをちぎったものを入れる。
(私はグレーのこんにゃく派。)
根菜や里芋に火が通ったら、更に味噌で味をととのえ、豆腐とネギを入れる。
醤油やみりんや味の素も調整の際入れます。
豆腐とネギをひとにたちしたら、完成!!!
盛り付けた後お好みで、七味とうがらしを振りかけて食べるとなおよし。
お分かりになると思うが、少量を作るのが難しい料理である。
私の、何杯もおかわりしたくなるくらいの、大好物なのである。
そんなわけで家で食べる際には1食分だけ作るという選択肢がない。
それゆえ、2日分位を冷蔵庫に入れなくても傷まない時期になってからでないと、自宅では作るのを躊躇う。
あー、早くもっと涼しくならないかなあ。
の郷土料理、はらこ飯も三度の飯より好物である。
(簡単に説明すると、醤油等で煮た鮭の切り身の煮汁で炊いたご飯に、醤油漬けのいくらと前述の鮭の切り身を乗せた、醤油味の鮭・いくら丼である。鮭の身は雄に限る。雌の身は出産で精根尽きているため痩せて美味しくない。字に起こすと残酷料理だな。命よ、ありがとう。残さずいただきます。)
写真は亘理町のサイトから拝借いたしました。
季節になると宮城県の色んなお店で食べれるが、やっぱり亡き祖母の味がいちばん美味しかった。
こちらの作り方、詳細の説明はこちらのサイトで。興味がある方は是非ご覧ください。
亘理町HP
はらこ飯の作り方のつくりかた載ってました!↓
https://www.town.watari.miyagi.jp/tourism/detail.php?content=96
食べ歩きたい方は、こちらのサイトをご参考までに。
仙台南つうしん
https://sendaiminami-tusin.com/harakomeshi/
私は安達魚店のはらこ飯弁当が推しです。
ああ、思い出すだけでよだれが。
はらこ飯と、芋煮と、さんまの塩焼き(大根おろしとポン酢添え)。
これが私の最後の晩餐だったら最高だなあ。
しかも、秋に食べるからいいものなんだよな。
つまり、私、秋にしか死ねないじゃん?
理想はもりもり最後の晩餐を食し、夜眠りについて、次の日の朝起きてこなかったら家族か近所の人が様子を見に行ったら、死んでた、みたいな死に方。
タイトルをつけるなら、
DIE IN THE FALL~秋に死す~
なんだか、スケールの大きい物語が始まりそうなタイトルだな。
紐を解けば、只の食いしん坊の理想の最後の晩餐の物語なのだが。
秋の味覚よ。海山の幸よ。ありがとう。
今年も大好きな季節が来ました。
追記。
最近はモンブランが食べたくて仕方が無いです。
仙台近郊でおすすめのモンブランが食べられるお店がございましたら、ご一報下さい。
あー、秋って、素晴らしいわね。
おしまい。